Every Gamer Life(主にレトロゲーム)

レトロゲームが大好きですが、今のゲームも好きです。

超魔法大陸WOZZ(ウォズ) スーファミ後期の超大作RPG!

自分は気がついてしまいました。このブログなんですが、URLがレトロゲーム大好きなのに、全然レトロゲームの話をしていなかったことに……。なんかニンテンドースイッチケムコの話しかしてないと言われてしまえば本当にその通りですので……。最近急にやりたくなってはじめたのがこの超魔法大陸WOZZ(ウォズ)です。BPSから発売されました。そうです。あのブラックオニキスBPSです。この頃はテトリスハットリス等のパズルしか出してなかったような気がしてたのでRPGできたのは意外でした。これをプレイする前にミスティック・アーク(エニックス)をプレイしていたのであちらがかなりシリアスだったのですが、この作品はパッケージがアニメ絵だったので少し油断しておりました。

f:id:retrogamedaisuki:20190331220702p:plain f:id:retrogamedaisuki:20190331221047p:plain

小学館の雑誌ゲームオンとコラボしていたようで、コロコロの樫本学ヴ先生(代表作 学級王ヤマザキ・コロッケ)がキャラクターデザインを担当しています。ゲーム中に顔グラフィックが出てくることはないのですが、パッケージが凄くカッコイイ&可愛いです。コピーライトのREDも天外魔境のレッドカンパニーということで心強い一作です。

f:id:retrogamedaisuki:20190331222147p:plain f:id:retrogamedaisuki:20190331222226p:plain

魔王バラムが降らせている長く浴び続けるとモンスターになってしまうフィアレインを止めるため、ウォズの長老サリバンは異世界から彼に対抗する力を持つ勇者を召喚します。しかし召喚されたのは勇者ではなく3人の子供達だった。落胆しつつもサリバンは 子供たちにウォズの未来を託します。三人の子供たちはフィアレインの謎と自分たちの世界に戻るために魔王バラムと戦うことになります。会話はおちゃらけている部分がありますがウォズの状態はかなり深刻です。

サリバンとの少しのやりとりの後、メインの主人公を選ぶことになります。リアルタイムで遊んだときは真ん中のショットを選んだ気がしましたが今回は何も迷うことなく日本人の少女 レオナ・キタザトを選びました。

f:id:retrogamedaisuki:20190331222824p:plain f:id:retrogamedaisuki:20190331222835p:plain

この主人公選択、ほとんど意味がないみたいで序盤と終盤で入るイベントが少し変わるくらいみたいですね。でもいいんです。気分的なモンなんで。

f:id:retrogamedaisuki:20190331223133p:plain f:id:retrogamedaisuki:20190331223147p:plain

ウォズの世界は様々な種族がいて、それぞれが魔物たちの脅威に怯えています。この時代にしては会話が長めですが、キャラが立っていて今遊ぶと少し新鮮に見えました。グラフィックは綺麗ですが、良くも悪くもまとまっているため地味に見えてしまうのが残念です。

f:id:retrogamedaisuki:20190331223738p:plain f:id:retrogamedaisuki:20190331224031p:plain

f:id:retrogamedaisuki:20190331224358p:plain f:id:retrogamedaisuki:20190331224405p:plain

開発室ではアイテムを発明したり分解できたりできます。発明で移動手段を開発したりアイテムを生み出したりすることができます。分解は一つのアイテムを色々分解していけるのですが、これがちょっとした裏技に繋がってしまっていて、良い時代だったと感じます。研究ではノーヒントでアイテムを組み合わせて新しいアイテムを作っていきます。この研究のおかげで後半のアイテムレシピを知っていると序盤でも材料さえあれば強い武器が作れるシステムになっています。

f:id:retrogamedaisuki:20190331223115p:plain f:id:retrogamedaisuki:20190331223254p:plain

戦闘はとてもオーソドックスなコマンド選択型で安心感が凄くあります。ザコ戦のゲームバランスは良く練られているとは思うのですが、ボスがかなりのスーパーアーマーで、少しレベルをあげないとキツいバランスになっているでしょう。あと絶対このゲームをやって気になるのはボス戦のBGMがないことでしょう。終盤の魔王バラム戦まで戦闘サウンドはずっと一緒のままです。一瞬デュアル・オーブ2(アイマックス)みたいにラスボス戦まで雑魚戦曲がずっと続いたらどうしようかと思いましたが、大丈夫でした。戦闘アニメーションはそこそこ長い方ですが、設定でオフにできます。かなり味気なくなってしまいますが。ボス戦では何故かオフがオフにされてしまいアニメーションを見ることになりますが。

f:id:retrogamedaisuki:20190331223908p:plain f:id:retrogamedaisuki:20190331223954p:plain

戦闘で先制攻撃ができるときや不意打ちの時にキャラの口調で知らせてくれたりして細かい部分で冒険に集中させてくれる配慮がされているのが良いですね。

f:id:retrogamedaisuki:20190331224758p:plain f:id:retrogamedaisuki:20190331224814p:plain

このタイトル、地味とか無個性と言われることが多いのですが、最後の最後でとんでもないシナリオのどんでん返しがあります。スーパーファミコン界のどんでん返しといえばヘラクレスの栄光Ⅲ(データイースト)が上がりますが、この作品ではそれを上回る衝撃がありました。あんまり話題になっていないのが哀しいのですが……。逆にヘラクレスの栄光Ⅲはラスボスがあんまりにもアレ過ぎたのがあったのかもしれませんし、結局本当の黒幕を叩けない哀しみがあったからかもしれません。 

あとサウンドはかなり良いのにそれもあんまり話題に上がらないのが残念です。なんか残念残念と書いておりますが、変に構えないでプレイするとかなり遊べるゲームだと思います。普通にプレイすると25~35時間くらいでクリアできると思います。個人的にはかなり良作でした。