メガドライブミニを開けてちょっと遊んだ感想。
話題のメガドラミニですが、発売日に購入していました。
ですが、起動確認くらいで他のゲームで遊んでたので感想が遅くなってしまいました。
その時に遊んでいたのが「ゼルダの伝説 夢を見る島」です。
retrogamedaisuki.hatenablog.com
そして正直、メガドライブで思い入れのある作品が「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」、「シャイニング・ザ・ダクネス」「シャイニング・フォース」「ヴァーミリオン」「ランドストーカー」「ファンタシースター 千年紀の終りに」といったようにRPGが多いのであんまり収録タイトルがフィットしないんですよね。 自分の好みがRPGというのがあって、メガドライブではそこそこ数が出ているのですが……これ以上は何も言いますまい。
でもやっぱり祭りに参加はしたかったので購入しました。
パッケージは良い感じですね!
早速開けてみましょう。
本体の大きさは3DSのパッケージと同じくらいですね。
同じセガグループのペルソナQ2のパッケージと比較してみました!
コントローラも比較してみます。
これ、メガドラ2のコントローラなんですね、コントローラは。
無骨なメガドラのコントローラが好きでしたが、
こちらの方がボタンの数も多く、持ちやすさが上だったと思います。
そしてせっかくだから少しずつだけ遊んでみた感想を書いておきます。
にわかの書くことなので許してください。
「スペースハリアー2」。
ごめん、いきなりアカンのがきた感じです。画面がちょっとガクガクしている感じが……。メガドライブミニ起動時はソフトが発売順にならんでいるのでこれを最初にプレイしたはじめてのメガドラプレイヤーは少し残念な気持ちになるでしょう。よく知らんのですが、これってアーケードの移植か何かなのでしょうか? 今からこのゲームを遊ぶくらいならニンテンドー3DSの一作目をDLすることをオススメしたいですね。
「大魔界村」。
ファミコンの魔界村を遊んで面白かった人間ですので、このメガドライブの魔界村は神ゲーだと思いました。派手になったビジュアル・サウンドだけではなく、ステージの構成なども一気に広がっている感じです。ボス戦の迫力は中々他では味わえないものがありますね。これはマジで未プレイならオススメします。個人的には続編の超や極よりも好きです。アーケード版未プレイの人にこそ遊んでほしいです。
「ザ・スーパー忍」。
忍者が主人公のアクションゲームです。近接だと刀で攻撃、遠くからだと手裏剣(苦無かも)を投げます。めちゃくちゃ難易度が高いですが、大きなキャラクターが暴れる画面は一見の価値アリです。リアルでプレイした時よりも腕が落ちているのを感じられてしまいました。オススメしたいですが、かなり難易度が高いアクションなので人を選ぶと思います。
「ゴールデンアックス」。
ファンタジー世界でベルトスクロールアクションです。なんというかバタ臭い雰囲気に日本のドラゴンクエストでファンタジーに慣れた人間は面喰うでしょう。敵の乗っている恐竜を奪ったり、集めた瓶の数で必殺技の効果が変わったりとオリジナルのエッセンスがあって楽しめます。メガドラミニは音質が良くなっていると感じたのはこのタイトルで、敵を倒した時の悲鳴がクリアに聴こえてきたからです。遊んだことがない人にはオススメしたいですね。
「重装騎兵レイノス」。
PS4でリメイクされてあまり面白くなかったですが、リメイク元のこちらも褒めるには少し……という感じです。どちらかというと今プレイすると厳しいといった感じで、当時プレイしていたら感想が変わっていたかもしれませんね。
「サンダーフォースⅢ」。
ニンテンドー3DSでリメイクされて(後は「重装騎兵レイノス」と同じで)
「コラムス」。
セガの落ちモノパズルでは間違いなく最高峰のレベルにできた作品だと思います。(コラムス以外ではDCの「セガテトリス」ですね)宝石を落とした時の効果音とか、たまりません! あと落ちモノで斜めに消えるというのを(分かり易く)最初にやったゲームということでも評価したいと思います。メガドラ版は永久保存版と言いたいくらい好きだったので、メガドライブミニ収録は正に感動の再会だと思っています。
「武者アレスタ」。
コンパイルの縦スクロールシューティングで、もう言うことナシの作品だと思っています。このゲーム、メガドライブ版のパッケージががかなりプレミアついていますが、このメガドライブミニを買うだけでプレイできるんですから興味のある人はこのメガドラミニで体験すれば良いと思います。ステージはやや冗長に感じますが、構成が凄く良く出来ていて面白いと感じました。あとサウンドも無駄に熱いです。
「レッスルボール」。
ごめんなさい、スポーツものなので飛ばします。
「レンタヒーロー」。
メガドライブのRPG作品で最も評価に困る作品。設定・ゲームシステム・世界観・サウンドは全て最高評価に近いものの、ゲームバランスがあんまり良くないんですよね。コンバットアーマーをレンタルして戦うというシステムは面白いのですが……。戦闘画面はキャラが大きめで迫力あって良いのですが、ちょっと辺り判定が判り辛かったり。リメイクのドリームキャスト版(のちにXboxでも発売された)はよくない出来だったのも勿体ないシリーズだと感じ出ています。自分はサターンのファイターズメガミックスでレンタヒーローのことを知ってメガドライブ版をプレイ、魅了されたクチです。
「スーパーファンタジーゾーン」。
右にも左にも移動できる、ショップのあるシューティングです。このメガドライブ版は初めてやりましたが、なぜだかベラボーに難易度が高く感じました。面白いとは思いますので、自分の老いを感じてしまいました。このポップでカラフルな世界観はセガのゲームでは珍しいと思っています。サウンドも凄い凝ってて好きですね! でもなんでこのタイトルセガからではなくてサンソフトから発売されたんでしょうね?
「シャイニング・フォース」。
自分がメガドラで最も惹かれ、本体の購入のきっかけになったソフトです。圧倒的なドラクエ感に惹かれました。ファイアーエムブレムは当時はどちらかというとシミュレーション寄りのゲームでしたが、こちらはキャラの育成のためのレベル上げが可能だったりとRPG要素が強めでした。シミュレーションRPGというジャンルの金字塔だと思います。一対一で大きく描かれた戦闘、画面映えするエフェクト……自分が16Bit機に求めるものが全てありました。今プレイするとかなりUI等が使いづらいですが、それでも魅力は輝き続けていると思います。
「アリシアドラグーン」。
ゲームアーツの横スクロール アクションシューティングです。DEMOシーンにこだわりを感じますが、ゲームが面白いかというと、ちょっと……。もう少し遊びこんでみたいと思います。
「ランドストーカー」。
初めて雑誌で見た時の画面のインパクトは絶大でした。立体感のあるアクションアドベンチャーは家庭用では初だった気がします。操作感は少し気になる部分はありますが、メガドライブを持っていることを誇りに思える素晴らしいソフトだと思います。会話等も少し大人びた感じがしているのも当時は目新しかった気がします。
一作目の最初のステージがめっちゃ好きだったんですが、途中からスピード感を殺す仕掛けばかりで結局普通の少し操作にクセのあるアクションゲームになってしまうのが残念だったのです。2作目は本当にアッパーバージョンという感じで正直なところ、楽しめませんでした。
「アイラブ ミッキー&ドナルド」。
今回初めて遊びましたがめっちゃミッキーの動きが凝っていて感動しました。SFCのマジカルアドベンチャーが難易度の高さでクリアをあきらめた覚えがあるのですが、このゲームは凄くクリアしやすく出来ているので良いですね。立体に見せるための障害物で画面が見辛くなるのは少し気になりましたが、そこも含めてステージの見た目を楽しめるます。ボス戦もしっかり作り込んであるので良いですね!
「ベアナックルⅡ」。
これはリアルで良く遊びました。このタイトルを一言で表してしまうとジェネリックファイナルファイトなのですが、グラフィック・サウンドからくる独自のギラギラ感は良く出ており私は嫌いではありません。デフォルトのゲームバランスはこちらの方が良いと思っています。しかしこのシリーズ、2ばっかり移殖されてますね。
「スノーブラザーズ」。
ファミコンやGBで良よくプレミアがついていると聞くタイトルですが、今回初めてプレイしました。画面固定型アクションゲームですが、最初はタイトー系のパクリに見えたのですが、雪玉にして投げるというアクションが加わったことによって独自の味付けを出すことに成功しております。めっちゃアニメが可愛くて当時知らなかったことを後悔しました。
「スラップファイト」。
こちらも初プレイ。縦スクロールでグラディウスのように自分でパワーアップを決めれるのは面白いですね。少し遊んだだけでも練られたステージ構成がわかります。ノーマークだったのでこの作品と知り合えたことがメガドラミニ一番の収穫かもしれません。
「ロードラッシュⅡ」。
海外の無法者バイクレース。他のレース参加者を殴れるのが特徴になります。最初に1作目を3DOで遊んでいたのでビジュアル的なインパクトは無かったですね。
「ガンスターヒーローズ」 。
トレジャーの処女作ですね。めっちゃ動くキャラクターとボスの体力がゲージでなく数字というところが新鮮でした。とりあえず勢いで遊べてしまうのも良かったですね。なんというか色々と割り切ったデザイン(ゲームデザイン・ビジュアルデザイン)が人気の秘密だと思います。
「ストリートファイターⅡダッシュプラス」。
もしかしたら本腰入れて遊ぶのは今回が初めてかもしれない。久しぶりにスト2を遊びましたが、やっぱり面白いですね。難易度デフォルトでプレイしても最初の春麗に負けてしまいましたが。今の格闘ゲームの元祖であり、頂点であると感じましたね。体力はこのくらいの方が好みです。
「パーティークイズ メガQ」。
メガドライブミニで一番ダークホースだったのがこのタイトルです。TV番組形式で行われるクイズゲームなのですが、問題の出し方が秀逸で回答も十字キーかABCボタンという分かり易いものになっております。若干タイミングが判り辛い時もありますが、それも慣れでなんとかなると思います。エンディングとかもめっちゃふざけててよかったです。
「ダイナブラザーズ2」。
ちょっと今回は面白くなるところまでプレイできなかったので、個別でレビューするかもしれません。
「ファンタシースター ~千年紀の終りに~」。
当時クリアしています。多分、メガドライブのRPGの中で一番オーソドックスに遊べるRPGです。自分がファンタシリーズで最初に触れたのがⅢで、正直シリーズに良い印象を持っていなかったのですが、この作品はその不信感を一気に吹き飛ばす作品に仕上がっていました。マンガのコマのようなイベントシーン、マクロも組めるバランスの良い戦闘、惑星間を飛び回るSF要素がとても印象に残っています。戦闘に入る時のエフェクト効果音もカッコよすぎて痺れます。オフラインでJRPGなファンタはこれで最後ですがいつか5が出てくれることを祈っております。
「バンパイアキラ-」。
悪魔城ドラキュラシリーズです。グラフィックがめっちゃ綺麗で良くアニメーションします。メガドライブオリジナル作品でもあるのですが、良い意味で無難にまとまっている印象を受けました。メガドライブのパッケージではかなり初期にプレミアがついたタイトルなのですが、最近は悪魔城コレクションなどでも遊べるようになっているので気になる人には遊んでみてほしいですね。
「タントアール」。
アーケードでもあったミニゲーム集なのですが、それぞれのミニゲームが非常に良く出来ていて、バランスもちょうど良い感じです。間違いなく多人数で盛り上がるタイトルなのでコントローラを買ってこないといけませんね。
「モンスターワールドⅣ」。
かわいい女の子が主人公の横スクロールアクションRPG。分かり易く言うとシャンタエの始祖なんじゃないかと思います。正直、微妙な出来だと思いますが絵の作りは良いと思います。
「ロードモナーク とことん戦闘伝説」。
ロードモナークはぼうっとしながら遊べる神ゲーです。SFCとWindows版は1,000時間以上プレイしたと思います。アクトレイザーの町作りモードがオートでされる陣取りゲームと言えば分かり易いでしょうか。このメガドライブ版ではストーリーの要素が入り、目的が分かり易くなっているのが良いですね。ちょっと操作性に問題があるように感じましたが家庭用版ということを考慮するとまだ許せるレベルです。そういえばPS版、アーカイブス買ってるけどプレイしていないことを思い出しましたね。
「ハイブリッド・フロント」。
こちらはパッケージでも持っています。面白さが分かるのに時間がかかるタイトルなので別の機会に遊びたいと思います。
「ダイナマイトヘッディ」。
今回初めてプレイしたトレジャーのオリジナル作品です。めっちゃ面白いアクションゲーム。なんというかゆけゆけトラブルメーカーズ味のある作品。この作品が流行しなかったのは何故でしょう……特異なビジュアルと骨太なゲーム性に痺れる作品です。
「ラングリッサーⅡ」。
こちらはシャイニング・フォースとは違う、そこそこガチのシミュレーションRPG(シミュレーション寄り)。魅力的な登場人物たちは今でも色褪せないですね……。サウンドがかなりノリノリ。できれば一作目も収録して欲しかったです。
「魂斗羅 ザ・ハードコア」。
最近新作も発売されたアクションシューティング。ステージ中に仲間からの通信が入ってきたりするのはミッションこなしている感があって好きです。新作があまり魂斗羅な出来ではない(バカをしようとして滑った感じ)ので久々に魂斗羅が遊びたい人はこちらで大丈夫だと思いました。
「幽遊白書 魔界統一戦」。
対戦が面白いらしいトレジャー製の対戦格闘ゲームですが、一人プレイだとCPUが強すぎて勝てませんでした。今度コントローラを買ったらリベンジしてみます。スパーファミコン版と違ってラインがあるのは新鮮でした。ガーディアンヒーローズに繋がるわけですね。
「ロックマンメガワールド」。
今回が初プレイです。どんなゲームかよく知らなかったのですが、ファミコンの1~3作目がドッキング+したものみたいです。綺麗になったファミコン版みたいなグラフィックは良かったですが、サウンドのアレンジがちょっと微妙でしたね。1のカットマンステージでボスまで行きましたが、あれ? こんなにカットマンって硬かったっけ……?
「ぷよぷよ通」。
やっぱりメガドライブミニは音声綺麗になっている印象を受けましたね。連鎖の時の声がかなりダミって聞こえましたので……。ゲームとしてはかなり完成されているので言うことはありません。相殺で更に楽しめるようになった対戦はやはりもう一つコントローラがないと、と思わされましたね。お正月はこれだけで過ごせそうな気がします。
「ストーリーオブトア」。
地味なアクションアドベンチャーです。最初に見た時に思ったのがセガがゼルダのパクリを作った……という感じだったんですね、ニュートピアみたいに。ですが、実際に遊ぶと全然印象が変わりました。時間があるなら遊んでほしいとは思います。
「ゲームの缶詰 お徳用」。
これは別にレビューしたいと思います。神ゲーの集合体過ぎてめっちゃレビューが長くなってしまいそうですので……。
「コミックスゾーン」。
漫画家が漫画の世界に閉じ込められて……という設定が面白すぎて発売日に欲しかったのですが手に入らずに半年後にはプレミアソフトになっていました。ですが、ダウンロード版などでの復刻回数が多く、確か自分はWiiのVCで遊んだ(もしかしたらXbox360のGENESIS COLLECTIONだったかも)のが最初だったと思います。ゲームバランスは大雑把で厳しい作りですが、コマの移動など見た目の面白さの演出が見たいばかりに進んでしまいます。
「魔導物語1」。
メガドライブ最後のパッケージソフトで一時はプレミアつきまくりでしたが、コンパイルがああなってからしばらくして980円で投げ売りされまくっていたのを思い出しました。コミックスゾーンやウーズの経験からか予約して発売日に買ったのを思い出しました。魔導物語は3DダンジョンRPGでステータスを数値化せずメッセージで大体の状況を判断するシステムが好きでした。当時、購入したものの、ほとんど遊べてなかったのでこの機会に遊んでみたいと思いました。
「テトリス」。
このお祭りのような企画に最もホットなタイトルを出してくれました。当時の任天堂との関係を調べると面白いです。今プレイするとかなり厳しいです。特にゲームボーイ以降のテトリスに慣れていると(これはファミコンの1にも言えることですが)回転が違うように思われます。一定以上スコア獲得すると背景が変わるのは良いですね。
「ダライアス」。
思仕入れのないタイトルなので、このタイトルが収録されることには「?」という印象しかありません。
ちょっとだけ遊んだ感想を書きました。
メガドライブミニはとてもコスパの高い良いハードだと思います。
ファミコン・スーパーファミコンが王道のソフトを突っ込んできたのに対し、メガドラミニはユーザー評価の高いマニアックなソフトも躊躇なく入れているのが魅力に感じました。
この本体、買って損はありません。
ですが、対戦ゲームが遊びたくなると思うので購入するならコントローラが2つついているWにした方が良いと思いました。
スイッチのドラゴンクエストをクリアした。
いや~、めっちゃ楽しいですね、ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めてS。
ニンテンドー3DS版で2週(3Dと2D)で一周ずつ、PS4を日本語版・北米版で遊んでいましたが、このスイッチ版、めっちゃ改良入ってて嬉しいです。
まだ11Sはクリアしていません。
クリアしたのは11Sと一緒に配信開始されましたドラゴンクエスト(1)なのです。
基本内容はニンテンドー3DS・PS4版と同じスマホ版からの移植っぽいですね。
自分の中で最もバランスの良いDQ1はスーパーファミコン版だと思っています。
それに比べて何故か後発のこのバージョンは……という感じですね。
すみません、めちゃ本名プレイなので名前の部分は切り取らせてもらいましたが、コマンドやメッセージの部分に謎の空白があったり、もうちょっとなんとかなっただろうと思ってしまいかねない雑さがあります。
ゲームバランス(主に戦闘)はスーパーファミコン版より少し難しくなっているように感じました。
ゲームの進行に関してはスーファミもしくはゲームボーイ版でももうちょっと色々演出あったように感じます。画面フラッシュだけで終わる部分が多いのはちょっと……。
ゲームボーイ版でもローラ姫がさらわれる一枚絵とアニメーションがあったように感じましたが……。あと敵モンスターが何故かドット絵ではなくイラストなので違和感がありまくりなのです。なんというか最低でも画面構成とかはもっとなんとかなったでしょうに、と。
不満ばかり述べましたが、基本はドラゴンクエストなので面白くないわけはありません。
ドラゴンクエストは魔物の王、竜王にさらわれたローラ姫を助けるために勇者ロトの子孫である主人公が冒険に出る話です。イベントやアイテム数は流石に後世のRPGに比べると少ないですが、そのゲームの構成は分かり易く、1980年代後半、日本にRPGを普及させたのも納得のいく作りになっています。戦闘が1vs1だと今の子に言って信用してもらえるか少し不安になるレベルです。
今のRPGではアタリマエになっていることのほとんどはこのドラゴンクエストで既に採用されていたんですよね。初めてファミコン版を遊んだとき、鳥山明氏の可愛くてどこか憎めないモンスター、すぎやまこういち先生のサウンド(これはファミコン版なら電源入れたら一発で他と違いがわかる)に圧倒されてました。
最初からどこにでも行けるというオープンワールド的な特徴も持っていて、シナリオに縛られにくい(クエストの順番を自分で選べる)というのも今考えると凄いなと思います。もちろん敵の強さもあるのである程度は攻略の順番を決めてやらなくてはいけないのですが。レベルが1上がると目に見えるように強くなるので、その辺りも含めてかなりしっかりしたつくりになっていると思いました。
ダンジョンではどうぐのたいまつかレミラーマという魔法で灯りを確保しなければいけなかったり、鍵のかかった扉を開けるにはアイテムの鍵が必要だったりと、次回作以降にもないシステムがあるので未プレイヤーは新鮮な気持ちで遊べるかもしれません。
会話内の選択肢は「はい」「いいえ」しかないのですが、それでも会話している気分になれたのも良かったです。ラスボス竜王の上の写真の台詞は今でもネタにされるくらいですからね!
クリアまで約5時間。
今プレイすると確かに古臭い部分は多いと思いますが、日本のRPGの古典としてプレイしてもらいたいとは思いました。プレイできる環境があるのでしたらスーパーファミコン、GB、もしくはその両方を収録してあるWii版がオススメですね。
さて、スイッチ版のⅡ、Ⅲも落としてるのですが、やる気が起こらないので11Sに戻ります。
(少しだけネタバレあり) ゼルダの伝説 夢を見る島をクリアした。
GBで発売された「ゼルダの伝説 夢を見る島」をクリアしてからもう25年以上経っていた……そんな事実に驚きを隠せないです。そりゃ歳をとるわけですわ。人形劇のCMに感化されて買ったのはあれがはじめてかもしれません。あの頃の任天堂のCMはほぼ全て神がかっていましたが、あれだけでほぼ全てのゲームの内容が理解できてしまうのは凄いと思いました。
ということで今回はニンテンドースイッチライトと一緒に発売されたリメイク版「ゼルダの伝説 夢を見る島」になります。
元はゲームボーイの作品で、ゲームボーイカラーでもリメイクされています。
同作はファミコン、スーパーファミコンと比べて性能が劣る当時の携帯機ということを考慮しても良く出来た作品でした。
これまでの作品になかったジャンプのアクションにより、更にマップにギミックが増えたのが当時の印象です。マップも広くは感じないものの、後にアイテムと交換できる秘密の貝がら集めやアイテムを物々交換で新しくしていくわらしべイベントで世界を駆け巡っている感じが面白かったです。
モブや敵キャラにさりげなく任天堂キャラが出ているのも良かったですね。
今回のニンテンドースイッチ版のリメイクでは、余計な部分はほとんどいじらずに、グラフィック・サウンド、操作性の向上、ニゲームの面白さの深化や秘密の貝がら集めが増量などになっています。
特にアイテムの装備に関しては2つまでしかできなかったため、装備の変更が非常にめんどくさかったゲームボーイ版と比べ、対応アイテムを入手すると剣、重いアイテムの持ち上げ、ダッシュはボタンに振り分けられるため、旧作に比べてかなり遊びやすくなっています。できればジャンプも振り分けてほしかったのですが、慣れるまでは結構ボタンを間違うことがあったのでこれで良いと思いました。
ゲームの構成はアクションアドベンチャー。
目的は島に隠されたセイレーンの楽器を探し出し、たまごである「かぜのさかな」を目覚めさせることです。
これまでのゼルダシリーズではゼルダ姫を助けることが目的となっていましたので、ゲームの目的が大きく変更されたのは当時、斬新でした。
本作にはレベルアップの要素はなく、アイテムを探すことでできるアクションが増えていきます。体力となるハートはボスを倒すと一つ増えるのと、あちらこちらに広がっているハートのかけらを4つ集めることで1つずつ増えます。
フィールドで情報とアイテムを探し、ダンジョンでは鍵を見つけボスを探し出すのが主な内容となっています。フィールドはファミコンや原作の一画面切り替えではなく1枚の大きなマップとなっており、スーパーファミコンに近いプレイ間隔になりました。
ダンジョンはパズル要素があり、敵の全滅やパネルを指定の場所に持ってくることでアイテムや扉が開いたりと少し頭を使う内容になっています。
新しいダンジョンで手に入るアイテムは基本そのダンジョンの根幹の謎解きをクリアするのに必要となるので、使い方を覚えられるのが良いですね!
ダンジョンの奥にはボスがいて、襲い掛かってきますが、基本はそのダンジョンで手に入れたアイテムで倒すことができると思います。
特定のアクションでダメージを与えられる状態にしないといけなかったりと頭を使うのはこのシリーズのとても面白いところだと思います。
ゲームボーイ版では死ぬほど手こずったLEVEL7ダンジョンのボスも楽勝で倒せました。
自分が成長したということですよね。
あとこの作品は任天堂のキャラクターが友情出演しており、ちょっと嬉しくなりますね。
「カエルの為に鐘は鳴る」よりリチャード王子。
スーパーマリオシリーズよりピーチ姫。
この絵が出てくるイベントはかなり笑えます。
後はスーパーマリオブラザーズ3(主にマリオ64だと思う)よりユーザーを恐怖の底に落としたワンワンと一緒に冒険します。
豆知識として覚えておいて欲しいのがクリボーはジャンプで倒すことで回復ハートを落とすということですね。これ、結構役に立ちますよ!
あと秘密の貝がらが増量されていることによって、剣の強化までに必要な貝がらが増えました。鬼畜なミニゲーム「釣り」と「急流くだり」をプレイしないと手に入らないものもあるので、頑張らないといけませんね……。(ちなみに剣の強化までなら無理にクリアしなくても大丈夫でした)
全体的なクリア時間は約15時間。
体感ではゲームボーイ版とさほど変わりがなかったです。
一気に駆け抜けれてしまったのは原作の面白さから
何も変わっていなかったからでしょうね。
でもやはりというかクリア時には一抹の寂しさがありました。
何故、舞台となるコホリント島の魔物たちがリンクを排除しようとしていたのか……その理由を知ると色々と気持ちが動いてしまいますね。
……何か忘れてないかって?
自分も忘れていたのですが、
完全な新要素としてパネルダンジョンというものがあります。
撮影するのを忘れていたのですが、これまでにいったダンジョンのフロアを「パネル」として使用することが可能で、ダンジョンをくみ上げていくことになります。この要素、オリジナルのパネルがもっとたくさんあればかなり化けた気がするのですが、入手するのにゼルダシリーズのamiiboが必要なのと、それでも最高5個までしか増えないのであまり面白みがありません。出されるお題をクリアすることでアイテムが手に入るのでやった方が良いのは間違いないのですが、情熱が続かないというか……。
う~ん、勿体ない!
旧作のダンジョンデータ遣うとかすればもっと広がりがあったような気がしたのですがね。
良かった点
・原作を余計なことをしていじっていない。
・グラフィック、サウンド、操作性の強化。
・秘密の貝がらやハートのかけらが増えたため、探すのが楽しい。
・切ないストーリー。
気になった点
・建物に入る時に少しロード。
・処理堕ちがひどいところがある。
・パネルダンジョンは蛇足。
・一部、壊せる壁等に判り辛い部分がある。
次はハードモードで遊んでみたいと思います。
久々の2Dゼルダは楽しかったです!