スイッチのドラゴンクエストをクリアした。
いや~、めっちゃ楽しいですね、ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めてS。
ニンテンドー3DS版で2週(3Dと2D)で一周ずつ、PS4を日本語版・北米版で遊んでいましたが、このスイッチ版、めっちゃ改良入ってて嬉しいです。
まだ11Sはクリアしていません。
クリアしたのは11Sと一緒に配信開始されましたドラゴンクエスト(1)なのです。
基本内容はニンテンドー3DS・PS4版と同じスマホ版からの移植っぽいですね。
自分の中で最もバランスの良いDQ1はスーパーファミコン版だと思っています。
それに比べて何故か後発のこのバージョンは……という感じですね。
すみません、めちゃ本名プレイなので名前の部分は切り取らせてもらいましたが、コマンドやメッセージの部分に謎の空白があったり、もうちょっとなんとかなっただろうと思ってしまいかねない雑さがあります。
ゲームバランス(主に戦闘)はスーパーファミコン版より少し難しくなっているように感じました。
ゲームの進行に関してはスーファミもしくはゲームボーイ版でももうちょっと色々演出あったように感じます。画面フラッシュだけで終わる部分が多いのはちょっと……。
ゲームボーイ版でもローラ姫がさらわれる一枚絵とアニメーションがあったように感じましたが……。あと敵モンスターが何故かドット絵ではなくイラストなので違和感がありまくりなのです。なんというか最低でも画面構成とかはもっとなんとかなったでしょうに、と。
不満ばかり述べましたが、基本はドラゴンクエストなので面白くないわけはありません。
ドラゴンクエストは魔物の王、竜王にさらわれたローラ姫を助けるために勇者ロトの子孫である主人公が冒険に出る話です。イベントやアイテム数は流石に後世のRPGに比べると少ないですが、そのゲームの構成は分かり易く、1980年代後半、日本にRPGを普及させたのも納得のいく作りになっています。戦闘が1vs1だと今の子に言って信用してもらえるか少し不安になるレベルです。
今のRPGではアタリマエになっていることのほとんどはこのドラゴンクエストで既に採用されていたんですよね。初めてファミコン版を遊んだとき、鳥山明氏の可愛くてどこか憎めないモンスター、すぎやまこういち先生のサウンド(これはファミコン版なら電源入れたら一発で他と違いがわかる)に圧倒されてました。
最初からどこにでも行けるというオープンワールド的な特徴も持っていて、シナリオに縛られにくい(クエストの順番を自分で選べる)というのも今考えると凄いなと思います。もちろん敵の強さもあるのである程度は攻略の順番を決めてやらなくてはいけないのですが。レベルが1上がると目に見えるように強くなるので、その辺りも含めてかなりしっかりしたつくりになっていると思いました。
ダンジョンではどうぐのたいまつかレミラーマという魔法で灯りを確保しなければいけなかったり、鍵のかかった扉を開けるにはアイテムの鍵が必要だったりと、次回作以降にもないシステムがあるので未プレイヤーは新鮮な気持ちで遊べるかもしれません。
会話内の選択肢は「はい」「いいえ」しかないのですが、それでも会話している気分になれたのも良かったです。ラスボス竜王の上の写真の台詞は今でもネタにされるくらいですからね!
クリアまで約5時間。
今プレイすると確かに古臭い部分は多いと思いますが、日本のRPGの古典としてプレイしてもらいたいとは思いました。プレイできる環境があるのでしたらスーパーファミコン、GB、もしくはその両方を収録してあるWii版がオススメですね。
さて、スイッチ版のⅡ、Ⅲも落としてるのですが、やる気が起こらないので11Sに戻ります。