赤川次郎ミステリー夜想曲。
私は高校から社会人になるまでかなり小説を読みました。その原体験になったのがスーパーファミコンで発売されましたサウンドノベルの赤川次郎 魔女たちの眠り（パック・イン・ビデオ）です。都会から山奥の村に引っ越した幼馴染より突然届いた手紙……「助けて、殺される」のメッセージに主人公はその村にかけつけます。そこで起こる事件は常識を逸しており人間の怖さ、それ以上の存在との対峙をメインのストーリーに持ってきているが凄く面白かったです。現代社会を舞台にしているのにさりげなく読ませるその感覚に惚れました。分岐で登場人物の役割が変わっていくのはかまいたちの夜（チュンソフト）のようで怖がりながらも楽しんでいたような気がします。一番ビビったは村に入る前にお婆さんに斧を投げつけられるところでした、丁寧にアニメーションまであるんですよ、これが。あとは一回目は必ずヒロインが焼身自殺するという恐ろしい始まり方＝絶対に救えないもインパクトがありました。そして遊んでいるうちにこの世界観に惹かれていったのです。
最初、タイトルにもついている「赤川次郎って誰やねん！」と思っていましたがソフトの説明書の最後に原作小説が掲載されており、その本（魔女たちの黄昏、魔女たちの永い眠り）を読んで一気に氏のファンとなりました。そのあと、ファミコンにも移植された赤川次郎 幽霊列車（キングレコード）の原作でもある幽霊シリーズや、三姉妹シリーズ、マザコン刑事シリーズを読み漁ってかなり充実の読書ライフを過ごせたと思っております。とにかく出している本の数、シリーズの数が多すぎて未だに全部の著作を読めておりません……。そして社会人になってからは小説を読む時間が激減してしまい、なんとかしたいと思っている今日この頃です。これ、積んでいるゲームソフトに関しても同じことが言えるかもしれませんね、反省しないと……。
話が少しそれましたが魔女たちの眠りはそれからもWindowsに完全版として移植されたり、その完全版がPSで復活祭りとして発売、今もPSアーカイブスで配信されていたりします。自分はどちらも買いましたが、完全版は絵が綺麗になりましたが、独特の怖さが減ってしまった気がします。PS版は操作が超快適になり、スキップできなかったという最大の弱点が克服されたこともあり頑張って最後まで遊ぶことができました。素晴らしい作品でしたね。今でもたまに遊んだりします。それくらい好きです。
そして、今回紹介するのはその赤川次郎氏原作「殺人を呼んだ本」がゲーム化されました「赤川次郎ミステリー 夜想曲」（マーベラスエンターテイメント）です。
夜想曲はプレイステーションで1と2が発売されたサウンドノベルゲームです。このDS版ではその2作品が1セットになっています。
人里離れた山奥にある図書館で仕事をすることになった主人公とヒロイン（その逆も選択可能だったはず）が図書館にある本によって様々な事件や体験に巻き込まれていきます。魔女たちの眠りより続く登場人物を埋めていくシステムや、エンディングによって2部が始まったりする構成など他のサウンドノベルにはないシステムがあります。シナリオによっては推理の難易度（選択肢の選び方）が高いものがあるのもご愛敬。
しかし、このゲームで一番注目したいことは数少ない振動カートリッジに対応していることです。あまり知られていないのですが、ニンテンドーDS、DSLite用に振動カートリッジというものがありました。確かメトロイドピンボール（任天堂）にはDS用の振動カートリッジがついていたような気がします。任天堂オンラインショップで専売で発売されていたニンテンドーDSlite専用振動カートリッジは自分も持っています。ニンテンドーDS、DSLiteにはゲームボーイアドバンス用のカートリッジスロットがあり、そこに振動カートリッジを刺せば広末涼子もビックリ！な振動を体験できました。DSLiteではアドバンスのソフトが少し出っ張ってしまうためにスロットにぴったり収まるように専用のカートリッジが発売されていたわけですね。この振動なんですが、PS版では先ほど紹介した魔女たちの眠り復活祭でデュアルショックで振動のくるカップルショック（ゲームをやっていない彼氏彼女に2コンを持たせて一緒にバイブレーション！）というのをDSで体験できるわけです。これだけで再度やり直す価値があったと思います。（撮影にはDSiを使用しています）
意外なところでブルってきて、振動カートリッジを刺していることを忘れていたのでビビってしまいました。この記事はそれを書きたいためだけに書きました。
ニンテンドーDSの赤川次郎作品はPS2で発売された月の光の移殖もあります。こちらも女子高の教師になった主人公が事件を解決していく、ちょっと変わったシチュエーションの作品となっております。こちらもオススメですね。
ニンテンドー3DS マリオ＆ルイージRPG3DXをプレイしています。
ちょっと読みにくい文章からスタートしてごめんなさい。
ゲームボーイアドバンスで発売されたマリオ＆ルイージRPG（任天堂/アルファドリーム）は、スーパーファミコンで発売されたスーパーマリオRPG（任天堂/スクウェア）をベースにパズル要素とアクション要素を強化した作品だと思っています。かなり難易度が低くて誰でもクリアできるつくりだった（ラスボス戦だけは何故か難易度が高かった）スーパーマリオRPGと違い、マリオ＆ルイージRPGはアクションが苦手だとかなり苦戦する作りになっていました。かなりタイミングがシビアな仕掛けもあり、それで何度心が折れかけたのか思い出すだけで涙が出てきます。あと公式にルイージをいじり倒して良いという風潮ができたのもこの作品からですね。クッパ及びクッパ軍団が放つ「ミドリのヒゲ」が出てくるたびにゲラゲラ笑っていたのを覚えています。
一昨年3DSでリメイクされたニンテンドー3DS版マリオ＆ルイージDXではその辺りもかなりマイルドになっており、苦戦（ゲームオーバーになった）したのはラスボスの前の前くらいのボスとラスボスだけだったりしました。ボタンが増えてるせいでアクションの振り分けが上手くいっているせいかタイミングがシビアな仕掛けもなんとかなる難易度になっていました。別モードでクリボーが主人公のクッパ軍団RPGもついていました。本編はあまり手が入っていませんでしたが遊びやすくしたのは大きいと思います。ちょっとどこかでレビューしたりしたいのですが、それはまた時間のある時に……。
で、最新作？でもあるマリオ＆ルイージRPG3DX（任天堂/アルファドリーム）をプレイしています。最新作？となっているのは3DSでは完全新作の4やペーパーマリオと手を組んだペーパーミックスが出ているため、完全な新作ではなく、ニンテンドーDSで発売されたマルイ＆ルイージRPG3のリメイクだからなんですよね。2のリメイクは？と聞きたいところですが、こういうのは聞かない方がいいんでしょう？ ワンダースワン（バンダイ）のファイナルファンタジー（スクウェア）シリーズのリメイクの際も1,2,4と出て「なんで？」と思ったじゃないですか。そういうことです。
このマリオ＆ルイージRPG3はマリオとルイージがクッパの体に吸い込まれてしまい、中盤まではクッパの体の中がメインのフィールドで、キノコ王国を冒険するのはクッパというこれまでと切り口を変えた作りになっているのが面白いんですね。マリオとルイージにはできないパンチでモノを壊したり、炎で障害物を燃やしたりできて気持ちがいいんですよね。要所要所で3DSを縦に持って巨大化したクッパが敵と戦うシーンがまるで巨大怪獣映画のような雰囲気を持っているんですよ。このシーン、もう少し操作性が良ければ最高だったんですが……。あとフィールドでクッパがダッシュできないのもテンポが悪く感じられてしまいます。演出上、この重量感がクッパっぽいんですけどね。リメイク1DXと同じくイベントではRボタンを押すことでスピードを速く出来るのは純粋に今の時代にあった良い機能だと思いました。しかしこのマリオ＆ルイージシリーズ、共通の悩み（不満点）でもあるんですが、戦闘がアクション山盛りでエンカウント毎にアクションを気にしなければいけないことや、この3は敵の耐久力も高目なので一戦一戦がものすごく時間かかっている気がするんです……。原作RPG3はかなり途中で止めてしまった覚えがあるので、このリメイクはクリアしたいと思います。
3/7に毛糸のカービィが出るのでアレなのですが、ニンテンドー3DSの最後から2番目のパッケージソフトですね……。今年はニンテンドー3DSの新作リリースが最後の年になると思っています。自分は携帯機ではまだ3DSが現行機ですので、これまでクリアできなかったタイトルもクリアしていけるように頑張りたいですね！
レトロフリーク 新型を買う。
下手をすると最新機種よりも起動回数が多いと思っているレトロフリーク（サイバーガジェット）ですが、そのレトロフリークに新しい型番が出ました。
なんとメガドライブ（セガ・エンタープライゼス）モデルで、ゲームギアやマスターシステムのソフトを動かすためのギアコンバータがデフォルトで入っているのが嬉しいですね。ただ電源ケーブルがアダプタではなくケーブルで、ニンテンドークラシックミニシリーズ（任天堂）のように先っぽは買わなくてはいけない仕様はケチくさいと思いました。
自分はレトロフリークは発売日に買って、ソフトを読み込むアダプタを修理に出したものと、未開封のSFCのみのアダプタがついているのを持っています。レトロフリークの本体は読み込んだソフトは読み込んだ本体でしか動かないようになっておりますので、この本体でメガドライブのタイトルをメインで遊んでいきたいと思います。
今年こそこの2本をクリアするぞ！！
